超強力!接種理論
今日は「接種理論」という
高等テクニックをご説明します。
現代広告の心理技術101の
74ページからの内容になります。
この接種理論というテクニック、
使えるようになると、
かなりの高い確率で読者の心を動かすことが
できるようになります。
しかも、皆さんの思い通りに・・・
ただ、使いこなすのが難しいので
まずは現代広告の心理技術の
74~79ページを3回は読んでください。
たぶん3回読んでも、
「わかるような、わからないような・・・」
という感じだと思います。
接種理論というのは
インフルエンザなどの予防接種みたいに、
弱いウイルスを注入して、
強い抗体を作るのに似ていることから
名付けられたテクニックです。
接種理論を使用法は
次の3ステップです。
1.切迫した攻撃がくると注意を促す。
2.弱い攻撃をしかける。
3.強い守りをうながす。
たとえば、子どもにたいして
「お菓子ばっかり食べるな!」
と注意したいとします。
人間は不思議なもので
注意されると反発したくなります。
「お菓子ばっかり食べるな!」
と、直接的に伝えると
「うるさい、うるさーい!」
なんて言われてしまいます。
では、接種理論をつかって
お菓子を食べさせないように
仕向けるにはどうしたらいいでしょう?
シンキングタイム、スタートです!笑
色々な言い方があると思いますが、
僕が考えたのはこんな感じです↓
◆ステップ1
切迫した攻撃がくると注意をうながす。
僕「お菓子を食べると虫歯になるらしいよ」
虫歯を放っておくと、最悪、死んじゃうらしいよ」
子ども「え、マジで!?虫歯怖いなぁ」
◆ステップ2
弱い攻撃をしかける。
僕「まぁでも、虫歯になって苦しむのは
本人の責任だよね。
お菓子の食べ過ぎで死ぬなんて悲しいけど、
自己責任だから仕方ないのかもね。」
子ども「何言ってんの?
お菓子で死ぬとか絶対いやでしょ。」
◆ステップ3
強い守りを促す。
僕「それじゃぁ、君はどう思う?
子ども「お菓子はほどほどにするよ。」
こんな感じで、
なんとなくイメージできますか?
接種理論に限らず言えることですが、
こんな感じで、自分の言葉が
相手にどういう反応を引き起こすかを
頭の中で考えるのは大事なことです。
皆さんがつかう言葉の
一言ひとことが、読者になんらかの
影響をあたえるわけです。
皆さんの文章を読んだ読者は
どんなことを思うでしょうか?
この”脳内対話”を習慣にしてください。
今回ご紹介した接種理論は、
脳内対話ができないと
まず使えません。
脳内対話の習慣が
読者の気持ちを理解することに繋がり、
心を動かす文章の基礎にもなりますので
ぜひ、意識してみてくださいね!
子どもにお菓子を食べさせないために
皆さんなら、なんと言いますか?
ご意見聞かせてくださいね!
ではでは、今日はこのへんで!