ルパン三世を超える方法
今日のテーマは
「他人の信頼を盗んでくる」
ということです。
僕たちが目指すべき、
理想のコピーライティングは
「文章だけで読者との信頼関係が築けること」
でしたよね。
今回ご紹介するのは、
すでに信頼のある誰かのから
信頼を借りてくる方法です。
この方法を使えば、
飛躍的に読者との信頼関係を
強化することができます。
恋愛に例えるなら、
超高級ブランドの婚約指輪を盗んできて、
むりやり彼女の指にはめて、
秒速で婚約までこぎつけちゃうような(笑)
そんな、ちょっと型破りな方法です。
この方法のすごいところは、
お店から指輪を盗むのは
非常に困難をともないますが、
信頼を盗んでくるのは、
誰にでも簡単にできてしまうことです。
わざわざルパン三世の弟子入りしなくても、
今日から簡単に使える
”盗みのテクニック”なので、
ぜひ、最後まで読んで実践してみてください。
では信頼を盗む方法を
具体的にご説明しましょう。
それは・・・
信頼のある著名人の言葉や
本に書いてある言葉を引用する。
たったのこれだけです。
めちゃくちゃシンプルですが、
かなりの効果があります。
ほとんどの人は、
「自分の言葉で伝えるのが大事」
「他人の力を借りずに頑張りたい」
「誰の助けも借りたくない」
そう思っています。
これはライティングに限らず
ビジネスでもなんでも同じですが、
人間はカンペキにはなれません。
得意なこともあれば、
苦手なこともあります。
簡単にできることもあれば、
頑張ってもできないこともあります。
これは当然のことです。
その「当たり前の事実」を受け入れて、
自分に足りないものは
「他の人や物で埋める」
という発想が本当に大切です。
僕たちは、文章を通して、
なんとか読者と信頼を築きたい。
信用してもらって、商品・サービスを
買ってほしいと思っているわけです。
だとしたら、すでに十分に信頼のある人・
団体・本など、どこからか信頼を
かりてくればいいんです。
たとえば、
今、僕自身の言葉で
「人の助けを借りるのはいいことです!」
とお伝えしていますが、
こう言ったらどうでしょうか?
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アップルの創業者スティーブ・ジョブズも
こういっています。
「多くの人の協力がなければ
決して成功することはできない」
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この一言で、ずいぶんと説得力が増して、
僕の意見を受け入れやすくなりませんか?
「あの有名なジョブズも言うなら・・・」
と、思っちゃいますよね。
「日本人は権威に弱い」と
よく言われます。
これについては
僕もコピーライターをしていて、
いつも痛感します。
難しいことをあれこれ言うよりも、
「月収100万円稼いでます!」
とか、
「雑誌に掲載されました!」
というような言葉に反応する人が
圧倒的に多いのです。
月収100万円も、雑誌の掲載も、
世間的には「信頼に足るもの」なのです。
そのような「信頼」を
意図的に借りてくることは
めちゃくちゃ簡単ですよね。
(なのに効果抜群!)
僕自身、この方法はよく利用します。
たとえば、この講座でも
「現代広告の心理技術101」という
本に基づいて書いています。
現代広告の心理技術は
コピーライティングの世界では
「名著」と呼ばれるレベルの本です。
そんな名著に基づいているのだから、
いい加減なことは言っていない
ということは分かってもらえるはずです。
信頼を獲得するために、
色々なところから”信頼を借りてくる”
という考え方を忘れないでくださいね。
一人で全部やるのは大変ですから^^;
ちなみに、今日の内容は
現代広告の心理技術101の
56ページあたりの内容です。
ではでは、今日はこのへんで!