具体的視覚的言葉
前回までは「欲」について
しつこいくらいお話してきました。
「コピーライティング」の本質は
人間心理とか欲望にあるので、
また折に触れて、お話します。
この講座は、一応、
「現代広告の心理技術101」に
書かれている順番にそって
すすめていきます!
今回は34ページの内容です。
「具体的視覚的言葉でイメージさせる」
というところですね。
「具体的視覚的言葉」は
読者の反応に顕著に関係してきます。
僕の場合はほぼ毎日、
ブログやメルマガの読者の方から
感謝や喜びのメッセージをいただきます。
(本当に、嬉しい限りです)
多くの方から好評をいただいているのが
「とても分かりやすいです!」
という言葉です。
文章の分かりやすさで重要なのは
いかに具体的に書いているか?
ということ。
抽象的な言葉は極力避けるか
もしくは、
抽象的な話をした後に、
必ず具体例をはさんでください。
たとえば、
(↑ここからが具体例です。笑)
「私は平和を愛しています」
という言葉は具体的でしょうか?
『平和』も『愛』も目に見えなくて、
ぼんやりとしか想像できませんよね。
そこで気をつけたいのが、
「具体的視覚的言葉」を使うということです。
『平和』を目に見える言葉にしてみてください。
「イラクの兵士も、イタリアのマフィアも、
拳銃を投げ捨てよう。」
「核爆弾をひとつ残らずなくしましょう。」
「隣の国に住んでいる人と血で血を洗う
ような喧嘩はやめて、一緒にお茶でも
飲んだらどうでしょうか?」
ただただ、「平和」を訴えるよりも、
こういう具体的な言葉の方が
圧倒的に読者に伝わります。
教科書にも書いてあるとおり、
読者の頭の中に、「動画」を再生させる
ことができるような文章が理想です。
もちろん、「平和」と一言で済ませる方が
めっちゃくちゃラクなんですよ。
具体的な言葉で表現するのは
時間もかかるし、面倒くさいんです。
それは僕も同じです。
「平和」というただ一言を
具体的にするのに
何分もかかってしまいます。
しかしです。
時間をかけてでも具体的な言葉に
言い換える価値は十分にあります。
ネットで発信した情報というのは
何千人もの目にふれる可能性があるのです。
たとえば、
1000人が皆さんの書いた文章を
読んだとしましょう。
勢いにまかせて書いた文章では
1%の人が皆さんに興味をもつとします。
1000人のうち10人です。
これだけでも十分にすごいことですが、
もうすこし時間をかけて、
具体的な言葉で書いた文章で
同じ内容を伝えるとします。
そうすると、
1%だけ興味を持つ人が増えたとします。
1000人のうち20人が
皆さんに興味をもってくれるのです。
もしも皆さんが商品を売っているとしたら、
単純に売上が2倍になるということになります。
これってすごくないですか?
たった数分間、頭に汗をかいて、
具体的・視覚的言葉に言い換える。
これだけでブログの読者が2倍になったり、
売上が5倍、10倍になったりするんです。
僕自身、コピーライティングを学ぶまえに
アフィリエイトをしていたときは
一ヶ月間頑張ってキーボードを叩き続けて
月収が200円でした・・・^^;
それが、コピーライティングを教わって
身につけたとたんに
月収100万円を超えたのです。
売上5000倍ですね。笑
具体的・視覚的言葉を使えるかどうかは
センスや才能は必要ありません。
ただ、時間をかけて
頭に汗をかけるかどうかです。
これからは書いた文章を読み直してみて、
頭の中で映像を再生できるか?
とチェックしてみてください。
ちなみに、今日お話した具体性については
『現代広告の心理技術101』
175ページと218ページにも詳しく書いています。
そちらも合わせてチェックしてみてください!
ではでは、今日はこのへんで!